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導入事例

2016/11/28

[導入事例] 早稲田大学 山名研究室様

NVIDIA TESLA P100、M40、Geforce GTX1080 搭載サーバを導入頂きました。

研究内容

 早稲田大学 山名早人教授にお話を伺いました。

 

研究室の紹介 

 早稲田大学 山名研究室様は「世界No.1の技術をめざそう」をスローガンに、基礎研究にとどまらず、全世界の産業や人々の生活に役立つ研究を大学内だけではなく、外部の大学、企業、国と連携し研究をされていらっしゃいます。

 

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研究内容の紹介 

DataMining Group
・データマイニング:データ処理技術やマイニング技術に関する研究
 (ソーシャルメディア解析、情報検索、検索エンジン、テキストマイニング、Webマイニング、

 Webクローリング、バイオインフォマティクス、超高速データ処理など)

 

Intelligent User Interface (IUI) Group
・インテリジェント・ユーザインタフェース、HCI:人間とデータが直接触れるインタフェースに

 関するデータ処理技術の研究(手書きコンピューティング、画像処理、情報検索インタフェース、

 情報推薦インタフェースなど、知的ユーザインタフェース全般)

 

暗号
・暗号:プライバシー保護技術開発のため、データを暗号化したままで演算を進める国家プロジェクト

 を実施中(2015-2020)

 

 

 早稲田大学 山名研究室 ホームページ
 http://www.yama.info.waseda.ac.jp/

 

導入システム

 

 

導入システムの目的を教えてください。

 山名研究室では、完全準同型暗号についての研究を行っています。完全準同型暗号を用いることで、暗号化したままの状態で、加算・乗算の演算が可能となります。したがって、クライアントは情報を秘匿したままサーバに計算を委託することができます。しかし、完全準同型暗号の演算では、大量の多倍長整数の演算を行う必要があるため、処理に時間がかかってしまいます。そのため、処理時間の短縮をさせるためにGPUの導入を検討し、NVIDIA社よりTESLA P100、GTX1080 など最新の Pascal アーキテクチャを採用したアクセラレータが発売されましたので、これらのGPUを導入しました。

 現在、導入したシステムをもとに完全準同型暗号の演算を行うためのプログラムを作成中です。今回、対象とする演算は整数演算であるため、通常の浮動小数点演算とは異なります。このため、 導入した複数のGPUマシンで実際に比較実験をすることで、整数演算に適したプログラムの作成、パラメータの調整を行う予定となっております。

最後に

 山名先生 ご多忙な中、貴重なお時間を頂きありがとうございました。

 これからも研究活動に少しでもお役にたてる様、弊社も微力ながらお手伝いをさせていただきます。

 

 

弊社では、科学技術計算や解析などの各種アプリケーションについて動作検証を行い、
すべてのセットアップをおこなっております。

お客様が必要とされる環境にあわせた最適なシステム構成をご提案いたします。

各種カスタマイズ・詳細なお見積はこちらからお問い合わせください。