2012/03/09
東京理科大学 武田研究室様に超高速GPGPUポータブルワークステーションをご導入頂きました。
分散計算機環境における協調計算の研究
新しいネットワークコミュニケーション環境
ネットワークセキュリティ・情報保護
複数の計算機をネットワークで結び、仕事を分散させて全体としての処理を高速化や効率化させるという分散処理システムを設計しています。また、多様化するネットワークコミュニケーションに柔軟に対応するため、現状のコミュニティの傾向調査をはじめ、個々のユーザの嗜好を考慮したシステムの研究開発やネットワークコミュニケーションのための基盤の研究を行っています。さらに、利用者のプライバシーの確保と提供者の情報セキュリティの向上により、安全で安心して利用可能なネットワークサービスモデルの研究を行っています。
実は高速な分散処理を行う計算機を探していましたが、たまたまこのポータブルワークステーションの存在を知り、これならばGPGPU計算の研究を始めるのに最適と思い導入しました。
・SandyBridge CORE i7 2.30GHz CPU
ポータブル用CPUなのでどれくらい性能が出るのか当初は不安でしたが、使用してみるとデスクトップCPUにも匹敵する高速な処理ができました。ポータブル用でありながら4COREを実装しており、CPU自体の消費電力(TDP)もデスクトップ用と比べ1/3に抑えられ、節電効果も大きいと思います。
・GeForce GTX580M
GPGPUの本格的な研究はこれからですが、384 Core を持ち倍精度の理論性能は119GFLOPSあるので、今後の研究に期待が持てます。
・16GBメモリ
コンピュータで解析を行う時は、システムメモリはCPUと合わせて重要な要素となります。このポータブルパソコンは16GB搭載されているため、研究範囲が広がります。
・総合
今後ますます分散処理のニーズは高まります。この要求に対し、CPUのメニーコアの研究またはGPGPUを活用した並列計算の活用は必須です。この研究を進める上で非常に強力なコンピュータといえます。
弊社製品をお選びいただき、心より感謝申し上げます。武田研究室のこれからのご発展とご健勝をお祈り申し上げます。