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導入事例

2012/09/23

[導入事例] 立命館大学 田中研究室 様

立命館大学 情報理工学部メディア情報学科 田中研究室様に最新の画像処理用高速計算機を導入して頂きました。

研究内容

立命館大学 田中先生の研究室では次のような研究を行っています。

 

[ 曲面の精密可視化 ]
およそ目に映る自然物や人間が作る物体の多くが曲面で構成されています。この曲面をオリジナルと同じように精密な可視化を実現すべく、その手法も含めて研究しています。

     

[ 半透明・医用可視化 ]
CGの技術が飛躍的に発達している現在ですが、半透明なCGは意外に難しいのです。大規模な計算をしないと、あり得ない線や意味不明なパターンが描かれた りしてしまいます。当研究室では、これらの問題を解決する新しい半透明可視化技術を開発しています。この新技術は医学にも利用可能で、治療手法の説明、病 理の理解など様々な局面に利用可能です。更には立体視(3D)との相性も抜群です。

[ 京都文化の可視化 ]
「デジタルミュージアム・プロジェクト」は、立命館大学の情報理工学部の研究室が東京大学などと共同で行っている大規模プロジェクトで、目的は京都の町を 仮想空間内に構築し、これを仮想的なミュージアムにするものです。例えば下の図は、京都の有名な歌舞伎・演劇の劇場である「南座」の精密3Dモデルをレン ダリングしたものです。

[ 科学研究 ]
「科学研究支援のための可視化」です。昔から、図やグラフなどで、実験装置や実験データは可視化されてきました。研究室では、特に時間情報の入った実験 (コンピュータ実験を含みます)データの可視化に取り組んでいます。このような目的には普通、アニメーションを使うのですが、アニメーションでは見にくい 場合もあります。例えば、異なる時刻の比較は、アニメーションの早送りと巻き戻しを何回も行わないと出来ません。それを、我々の技術で1枚の静止画で行う ことができます。下の図は大阪大学・レーザ核融合研究室との共同研究で作成した、プラズマ物理学の実験過程を可視化したものです。

田中研究室URL:CG研究室(田中・仲田研究室)
http://www.cg.is.ritsumei.ac.jp/index-j.html

導入システム

上記のような研究活動用に、弊社の最新の画像処理用高速計算機を導入して頂きました。この計算機には新世代の最高速 3.46GHz 6 Core CPU を2個搭載し、弊社が取り扱う高品質ACTICAメモリを144GB搭載しています。またデータアクセスの高速なSSDも搭載しています。上記の計算機が これまでのものに比べて、2~3倍高速処理が可能になりました。

 

立命館大学 田中先生の略歴

1987年 早稲田大学大学院理工学研究科物理学及び応用物理学 博士課程 修了
1988年 早稲田大学理工学部 助手
2000年 福井大学工学部 助教授
2002年 立命館大学理工学部 教授
2004年 立命館大学情報理工学部 教授
現在、日本シミュレーション学会会長(2012年9月より)の要職を務められております。

所属学会:
日本シミュレーション学会、可視化情報学会、応用数理学会、電子情報通信学会、情報処理学会、日本物理学会、European Association for Computer Graphics

最後に

弊社製品をお選びいただき、心より感謝申し上げます。田中研究室のこれからのご発展とご健勝をお祈り申し上げます。

弊社では、科学技術計算や解析などの各種アプリケーションについて動作検証を行い、
すべてのセットアップをおこなっております。

お客様が必要とされる環境にあわせた最適なシステム構成をご提案いたします。

各種カスタマイズ・詳細なお見積はこちらからお問い合わせください。