2014/08/08
AMD 4CPU 大容量1TBメモリ搭載計算機 を導入頂きました。
当研究室はグラフ理論や最適化の研究を進めており、その規模を大きくしようすると非常に膨大な計算資源を必要とします。実際、過去に構築したアルゴリズムは東京工業大学のTSUBAMEや理研の京コンピュータでも稼働致しました。特に2013年のSupercomputing Conference 2013 (SC13)ではビッグデータ部門とスモールデータ部門の両方で世界1位を獲得致しました。
以前、HPCテックさんからはIntel 2CPU4GPU計算機とIntel 4CPU計算機等を導入頂きましたが、今回 AMD 4CPU に 1TB という超大規模メモリを搭載した計算機をお願い致しました。この計算機を利用して防災シミュレーションの計算実験を共同で実施する予定です。
九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 数学理論先進ソフトウェア開発室
Third Green Graph 500 List (released June 2014)
過去、他社のブレードサーバを利用していた時に、メモリの不調でなかなか高い負荷の計算が出来ませんでした。そんな時にHPCテックさんと知り合い、高品質を誇るACTICAメモリを知りました。それからの計算機はすべてACTICAメモリを搭載したHPCテック製を採用しています。と、言うのも、どうしても大規模計算をする上ではメモリも莫大になってしまうためです。ですが、ACTICAメモリなら安心して大規模計算が出来ます。
藤澤先生からも「この計算機を導入したおかげで今までより規模の大きい計算が出来る予定で大変助かりました。」とのコメントを頂けました。
藤澤先生ありがとうございました。
---<九州大学 藤澤先生の略歴>-----------------------------------
1993年 早稲田大学理工学部工業経営学科卒業
1995年 早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻工業経営専門分野修士課程修了
1998年 東京工業大学大学院情報理工学研究科数理・計算科学専攻博士課程修了
1998年 京都大学大学院工学研究科建築学専攻助手
2002年 東京電機大学理工学部数理科学科助教授
2007年 中央大学理工学部経営システム工学科准教授
2011年 研究テーマが科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)に採択
2014年 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所に着任
現在、ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフトウェア技術の創出の研究代表者を務められております。
所属学会:
・SIAM (Society for Industrial and Applied Mathematics)(2008/05-)
・情報処理学会(2003/04-)
・SACSIS2006先進的計算基板シンポジウムグリッドチャレンジ実行委員 2005/11-2006/05
・HPC研究会運営委員 2003/04-2007/03
・日本応用数理学会(2002/01-)
・米国 オペレーションズ・リサーチ学会(INFORMS)(1996/10-)
・日本 オペレーションズ・リサーチ学会(1992/10-)