2015/03/26
PCクラスタを導入頂きました。
東京大学情報理工学系研究科 坂井修一 先生にお話を伺いました。
坂井修一研究室では、コンピュータシステムとその応用をテーマとして情報社会の未来をつくる研究を行っています。回路技術からOS、アプリ、更にはIT技術の切り開く社会のありようまで、幅広く研究の対象としています。
コンピュータと人間の幸福な共存を実現する、次世代コンピュータシステムの要として、我々は特にコンピュータ・アーキテクチャに注目しています。 どのような命令セットを備え、どのような機能を備え、どのような規模でどのような制御を行うのか。コンピュータ・アーキテクチャは「情報」と「物理」の界面に位置するため、情報処理システムの本質に直接触れる事ができます。
当研究室では、
• 高性能化
• 高信頼化
• 高効率化
を次世代プロセッサアーキテクチャ技術の三本柱と考え、
プロジェクトグループを作って研究しています。
原理系グループ(高性能化)
ディペンダブルグループ(高信頼化)
省電力グループ(高効率化)
東京大学 坂井研究室 ホームページ
本研究室では次世代コンピュータシステムの要として、我々は特にコンピュータ・アーキテクチャを中心に研究を進めています。インテルから発売された最新最速のCPU“Xeon E5 V3 Family”を 9 Node 108 Core の大規模並列化し、シミュレーションによる性能評価や新機能の検証を行うのが導入の目的です。
今回は既存ラックの古いシステムを整理し、空いたスペースに新システムを導入しました。またクラスタ管理ツールとして著名な Bright Cluster Manager も導入しました。今回新たに導入した最新の計算機をフルに活用し、更に大規模で効果的な情報処理を行うことを通じて、世界でもトップのコンピュータシステムの研究を展開していきます。