2014/04/18
RC版でテストを続けていたCUDA6.0が先日NVIDIA社から待望の正式版としてリリースされ一般ダウンロードが開始となりました。以下のような特徴がありこれまでのプログラミングが劇的に変わります。
アプリケーションがCPUメモリとGPUメモリをさほど意識することなくほぼ透過的に扱うことができる機能で、確保されたメモリ領域をCPU-GPU間で自動遷移させることができます。これまで明示的なコピー操作が必要だったことでプログラマにとっては大きな負担となっていましたが、今回この機能に関しすべてCUDAランタイムが管理し、最適なメモリ転送を自動的に行うことで、プログラミングの視点そのものを大きく変えます。
単純にこれまでのCPUライブラリをGPUライブラリに変更する(リンクしなおす)ことで場合によっては8倍もの高速化を図ることができます。
新開発の cuBLAS-XTライブラリはノードあたり最大8GPUまでの自動スケーリングをサポートし、倍精度9Teraflops/ノード越えの圧倒的パフォーマンスと最大512GBの巨大な計算規模を提供します。さらに再設計されたGPU FFTライブラリは1ノードで2GPUをサポートすることができ、より大きな行列の変換と高いスループットをもたらします。
新規機能と開発者によりやさしいプログラミングモデルで、GPUの持つ性能をこれまでより格段に引き出しやすくなりました。
この機会にぜひCUDAをお試しください。
▶ GPU TEST DRIVE CENTER にて最新のGPGPUをお試し出来ます。