2015/01/05
使用アプリケーション
◆Meshman_ParticleGen_HPC (粒子法用の解析モデル生成プログラム)
◆Meshman_ParticleViewer_HPC (粒子モデル等の3Dモデル可視化プログラム)
アプリケーションの説明
◆Meshman_ParticleGen_HPC
粒子法、差分法、ボクセル法向けにSTLファイルから格子モデルを高速に生成するソフトウェアです。STLファイルまたは三角形表面メッシュから格子点粒子モデルを生成することが可能です。粒子法用の解析モデルを高速・省メモリで生成でき、約5GBのメモリ使用量で約20億粒子のモデルを生成した実績があります。また、津波解析用として、地形・建物・海水を含むケースで、1m間隔で約3億粒子のモデル生成に成功しました。(津波解析用モデルの生成では、特殊な計算が必要になりメモリ使用量が増加するため、HPCテック社からお借りした128GBのメモリを搭載したマシンを使用しました。)
詳しい説明はこちら http://www.meshman.jp/meshman/particleGenHPC.html
◆Meshman_ParticleViewer_HPC
粒子法、差分法、ボクセル法向けにSTLファイルから生成された格子モデルを高性能で表示するソフトウェアです。粒子法用の解析モデルや、有限要素法のメッシュモデルなどの3Dモデルを直感的な操作で可視化することができます。また、任意の平面での断面や、半透明表示などのさまざまな表示が行え、時間変化する解析結果から動画を作成することも可能です。
詳しい説明はこちら http://www.meshman.jp/meshman/particleViewerHPC.html
粒子法用の解析モデルなどの3Dモデルを表示できます。
平面による切り落とし表示ができます。
切り落とした部分を半透明表示できます。
任意の平面での切り落とし表示ができます。
〔1〕ハードウェアスペック
CPU:Intel E5-2690v3 2.6GHz 12core L3=25MB ×2 (合計24 Core)
RAM:DDR4-2133 REG ECC 128GB
VGA:NVIDIA GeForce GTX 760 メモリ 2GB
O_S:Windows 8.1 64bit
〔2〕計算実績
Haswell-EP搭載ワークステーション “HPCT W210s” を使用した際の実績値です。
[Meshman_ParticleGen_HPC] 津波解析用の、大規模な粒子モデル生成
粒子数 | 使用メモリ | 処理時間 |
3億1500万粒子 | 70GB | 9時間 |
レベルセット情報を付随して計算しております。
[Meshman_ParticleViewer_HPC] 大規模な有限要素法の四面体モデルの可視化
節点数 | 要素数 | 使用メモリ | 描画速度 |
4100万節点 | 2億4500万要素 | 64GB | 毎秒45フレーム |
“Meshman_ParticleGen_HPC”と“Meshman_ParticleViewer_HPC”のいずれについても、弊社のマシン(メモリ32GB搭載)ではメモリが足らずに扱えていなかった規模のモデルが、128GBのメモリを搭載したHaswell-EPワークステーションのおかげでモデル生成および可視化を行うことができました。
また、“Meshman_ParticleGen_HPC”での計算においてレベルセット情報を付随して計算しているにも関わらず9時間程度で終える事が出来ました。
お借りしたこの計算機は大規模な問題にも余裕で扱えるメモリ量があり、通常の計算機よりも数倍高速で計算出来ると言う事を確認できました。ありがとうございます。
株式会社インサイト ホームページリンク http://www.meshman.jp/