2014/11/21
TESLA K80 は “Kepler” 世代のGPU “GK210” を2基搭載し、現時点では最速のGPGPUとなりました。
メモリはGDDR5 12GB×2 合計24GBとなり、メモリバンド幅は288GB/sから480GB/sと67%増加しております。また、2基のGPUを搭載しているにも関わらず、消費電力はK40の2倍470Wではなく300Wと抑えられ PCI SIGによるPCI Express 3.0関連規定「PCIe 225W/300W High Power Card」のスペック上限を満たしています。さらに、GPUの自動クロックアップ機能「GPU Boost」に対応し単精度浮動小数点演算では8.74TFlops、倍精度浮動小数点演算では2.91TFlopsとなっています。これは K40 がそれぞれ 5TFlops、1.66TFlops であったのと比較すると、約1.75倍の性能向上になっています。
・さらに多くのCUDAコア “4992 Core” を搭載
・メモリバンド幅も67%増加の480GB/sとさらに広くなり、演算性能も向上
・搭載メモリは前世代の2倍の “24GB”
・最大消費電力は300W
製品名 | Tesla K80 | Tesla K40 |
GPUの数および種類 | 2x Kepler GK210 | 1 Kepler GK110B |
CUDAコア | 4992 ( 2496 per GPU) | 2880 |
メモリサイズ (GDDR5) |
24 GB (12GB per GPU) |
12 GB |
最大倍精度浮動小数点性能 |
2.91 Tflops (GPU Boost Clocks) |
1.66 Tflops (GPU Boost Clocks) |
最大単精度浮動小数点性能 |
8.74 Tflops (GPU Boost Clocks) |
5 Tflops (GPU Boost Clocks) |
メモリバンド幅 (ECCオフ) | 480 GB/sec (240 GB/sec per GPU) | 288 GB/sec |
最大消費電力 | 300W | 235W |
放熱機構 | Passive | Active/Passive |
1) Tesla K80 仕様は 2 つの GPU の集合として表示されています。
2) ECC をオンにすると、GPU メモリの 6.25% が ECC ビットに使用されます。たとえば、合計メモリが 6 GB の場合、ECC をオンにすると、ユーザーが利用できるメモリは 5.25 GB になります。
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