2012/10/29
AMD新プロセッサAbu Dhabi登場。4CPU計算機が出揃う
新しい世代の4CPUモデルは、INTEL Sandy BridgeとAMD Abu Dhabi が登場し、マルチプロセッササーバの現行世代が出揃いました。 同じ4CPUでもINTELは8コアCPUx4で32コア、AMDは16コアx4で64コアと、 コア数比較では倍の差が開いています。L2キャッシュにおいてはINTELが256KB x8=2MBに対してAMDは2MB x8=16MBと大容量なキャッシュを搭載しています。搭載可能メモリ容量はINTELが1.5TB、 AMDが1TBと、1コアに割り当てられるメモリ容量に大きな差があるのも重要です。
1コア当りのメモリ領域を大きく確保する必要があったり、 1台の計算機内で行う計算の効率を上げるにはINTELが有利です。 AMDはシステムの導入単価が大幅に安価である事に加えて、大容量なL2キャッシュ16MBを用意し、 INTELの倍のコア数を有するという点で、良好なコストパフォーマンスが大きな魅力です。
SPEC CPU 2006ベンチマークでは、 スコアとコストパフォーマンス共にINTEL XeonSandy Brigeが高いスコアを出しました。利用したプロセッサは、 現行世代(Sandy Brige及びAbu Dhabi)最上位の物ですが、 搭載CPUのみの価格を見るとINTELに対してAMDは約2/ 3と大きな価格差があります。 AMDプロセッサの強みは16MBもの大きなL2キャッシュとI NTELの倍搭載されているコア数です。 導入コストを抑えてマルチコア環境を構築する際に、AMD Abu Dhabiを選択すると良いでしょう。
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