・マシン単体で69dB → 静音ボックスに入れて67dB →ドアクローズで41dB
・トータルでの騒音減衰量 -28dB(A)
・マイク位置:機器正面1m、高さ65cm
・スローモード(単位時間当たりの平均値)測定のため、表示が 41dBに
落ち着くまで時間を要します。
この HPCT SR07V は、2基のプロセッサと最大 4基の GPU を搭載するプロフェッショナルワークステーションの HPCT WR Series を静音化し、一般的な居室でも設置可能なファンレス小型静音ラックです。
■ファンレスモデル
HPCT WR Series 1台専用シンプル構成のファンレス静音ラックです。筐体側面にサイレンサー
容積を確保し、静音性と放熱性に優れた設計になっています。
■遮音性能アップ
サイレンサー容積を拡大し高い静音性を維持したままマシンからの排気熱を効率的に外へ放出
します。この新しいサイレンサー設計により側面全体が空気層を含む積層壁となり騒音遮断性
も向上、さらに厚みのある吸音材を使い筐体全体での性能を向上させました。
■静音化ソリューション
■HPCT WR Series 専用静音ラック仕様
・騒音減衰量:-28 dB(A)
・動作音:ファンレスのため無音
・サイズ:W530×H625×D1050
・重量:20kg
・キャスター装備、背面に密閉配線口
■騒音密閉
レコーディングスタジオの設計技術を応用した3層の遮音ウォールによる完全密閉筐体。騒音
減衰量は -26.3dB(A)。さらに人が不快と感じる音域では広い範囲で最大値 -30dB(A) を維持。
実効力の高い防音特化型サーバーラックです。
▶ 最低動作音(STDファン1:1) :-38.0dB(A)
▶ 最低動作音(ミドルファン1:1):-34.6dB(A)
■強制空冷
入口で押し込み出口で吸い出すプッシュプル構成のファンユニット。さらにマシン規模に応じた
ファン数量、風量確保をフルサポート。吸気と排気を仕切るアイルキャッピング用遮蔽板も付帯
し、徹底したエアフローマネジメントによるプロフェッショナルな安全運用を提供します。
■膨張室型サイレンサー
放熱流路には膨張室型サイレンサーを採用し「空気は通して騒音は漏らさない」機能を装備。
サーバー用サイレンサーの設計は音響専門技術が活かされた独自の強みです。
■マシン適合の個別フルサポート
お客さまのマシン構成に応じた最適仕様を供給します。
専任担当者による技術サービス「適合調査」を実施して個別専用仕様の供給、責任を持った
「結果」を提供いたします。
「マシンとラックを組み合わせた際に正しく放熱できるか」
「目的に応じた静音性が得られるか」
についてお客さまリスクはゼロ!
HPCT-SR45 は確実な目的達成のための「製品+技術サービス」です。
■電力削減、運用コスト低減
ファンユニットを駆動する僅かな電力だけで目的達成をします。強制空冷の効果により熱溜りの
ないスムーズな放熱を実現し、エアコン、建物空調への負担も軽減。サーバー運用の全体的、
俯瞰的な効率化をシンプルな空冷機能でお届けします。
■騒音密閉
ビジネスや科学技術の最先端で数多くの導入実績を誇る HPCT SR45 をベースにして、HPC 向け
に改良が加えられた HPCT SR80 for HPC。新しいサイレンサー構造を採用して静音性を犠牲に
せず大幅な風量強化を実現しました。
GPU 搭載の最新マシンやラックサイズをフルに活用した増設にも余裕をもって対応できるパフォー
マンスマージンが大きなメリットです。マシン増設に伴うファンユニット追加装着時でも、サイレン
サー流路での風量損失がなくシステム規模拡大に正比例して高風量が得られるハイエアフローシステ
ムとなります。耐荷重レベラー付キャスターと配線余長スペースを新設。
■マシン適合
従来品 HPCT SR45 と HPC マシンの組み合わせでは、マウントできるマシン規模はラックサイズ
ではなく風量適合により制限されます。多くの場合ラックサイズに対して5~7割ぐらいのマウント
となることが標準的です。
HPCT SR80 for HPC では、ラックサイズをフルに活用したマシンマウントまで適合。最大風量の
供給量に大きな違いがあります。
■コスト
ラックサイズを基準に比較した場合には HPCT SR45 のほうが有利ですが、上記のようにマシンの
最大マウント規模を比較した場合には逆転し、HPCT SR80 for HPC に優位性があります。
■ラックサイズ
HPCT SR80 for HPC は従来品 HPCT SR45 と比較して横幅が約 100mm 大きくなります。
■耐荷重
HPCT SR80 for HPC はマシンのフルマウントを想定した耐荷重フレームが標準装備されています。
■騒音減衰量と最低動作音
HPCT SR45 も HPCT-SR80 for HPC も騒音減衰量は同等です。最低動作音は HPCT SR45 では
40~45dB(A)、HPCT SR80 for HPC では 45~50dB(A)。
■エアフローと設置条件
HPCT SR45 は前後扉の上下に吸排気口があり壁寄せ設置も可能。HPCT SR80 for HPC は前面
吸気、背面排気。高風量の確保と熱溜り回避のため、ラック前後には広いスペースが必要です。
■解説
マシン規模が小さく、ラックサイズに余裕を持たせ、増設計画があまり無い場合には、従来品
HPCT SR45 が有利です。マシン規模の拡大に合わせてラックサイズをフル活用する場合には
HPCT SR80 for HPC に優位性があります。お客様のマシン構成、ご計画に応じて個別での
ご相談を承ります。是非ご利用ください。
サーバ正面1mで 80.7dB(A)。動画内の騒音計位置はドア前 80cm、高さ 1m。
■解説
サーバ室との仕切り壁があるにも関わらず隣室への音漏れが問題となっていました。
事前調査により問題個所を抽出し、ピンポイントで効率的な処置を施しています。
動画で騒音値を見ることができますが、要求されている値まで下がっています。
8k~10kHz 付近で突出していたマシン特有のピークノイズもほぼ無音になっています。
(カメラの AGC(自動録音)をオフにして正確な音量差を収録)
■工事内訳
・サーバ室特化型の個別設計
・2重壁施工(遮音材、吸音材による複層構造)
・隙間コーキング、密閉
・特注「観音開き」防音ドア
・事前調査、各種測定、結果検証
お気軽にご相談ください。