ACTICA InnoDisk メモリカタログ(PDF:4.59MB)
ハイエンドコンピュータと HPC、エンタープライズサーバの構成部品の共通化とそして海外ナショナルベンダーの台頭で、長期間負荷がかかるシステムの運用・使用に耐えられない部品やシステム構成が市場を席巻しています。価格ありきの風潮のなかで、販売メーカー自身もまた流通企業そしてユーザー自身も製品の品質を購入前に見分けがつかなくなってきております。最初は安定して稼動していたのに、データの読み込み・書き込みエラーが生じたり、システムが安定稼動しなくなったり、また起動自体が不安になったりすることがあります。長期安定供給が求められる Embeded 市場なのに、突然の生産中止や知らない間に構成部品が変わったりすることもあるそうです。
ハードウェア的にみますと、メモリ・電源・システムファン・内部のエアフロー管理などが安定稼動には必須になります。メモリの場合、もし一ノードに32枚のメモリが使われ、32ノードのクラスター構成となりますと、32×32枚のメモリモジュールが必要となります。DRAM chip数は、32×32×16 = 16,384個 になります。ACTICA社ではメモリモジュールを構成するPCB基板、PLL(Phase Locked Loop)、Registered、chip、EEPROM、AMB、DRAM chipとメモリモジュールのP/Nを常に同じ構成になるよう同一管理をしています。
2006年 会社設立
本社、サブ工場、R&Dセンター : アメリカ / シリコンバレー
メイン工場、ロジステック : 台湾
2008年10月1日 HPCテックと業務提携し日本市場参入
その後台湾Innodiskの参加に入る。現在 Actica はサーバー向けDRAMのブランドとして継続
2005年にRichard Lee(現会長)とそのパートナーによって設立されました。
この7年間を通じてInnodiskは差別化を図るべく、業界でもっともコンパクトなディスク・オン・モジュールをはじめ、ライバル社と異なる製品を次々と市場に投入してきました。Innodiskは、産業用フラッシュストレージとDRAMモジュールのみを提供するということを決断しました。その理由は、非常に難度が高い産業用アプリケーションのニーズに、より満足がいくように応えたいからでした。R&Dにフォーカスを置いてきたInnodiskは、絶え間なく変化している産業用アプリケーションのニーズを満たすべく、絶え間ない努力を続けています。今後Innodiskは、お客様やパートナーに、ストレージデバイスにとどまらず、ストレージシステムやクラウドコンピューティングなど、より多様なサービスを提供していきたいと考えています。
現在、社員は250名に成長しています。
ACTICA社の現在のお客様は最も品質が要求されるHPC企業が80%以上です。最新・最速の6/4/2 コアCPU・搭載DIMMフル挿しの大容量メモリ・常時システム負荷率100%・データセンターとは限らない過酷な環境・常に増大する計算量・SMP環境だけではない超並列クラスタ-等どれも最もハイクオリティが要求されます。ACTICA社では“クラスター構成部品の不具合で知的生産性・業務効率を落とさない”“安定した品質こそ最高のサービス”という信条のもと様々な試験をアウトソースすることなく自社で実施しております。
SMT 順次生産されます。 |
CHAMBER 高負荷な環境でテストされます。 |
ACTICA社では、製品出荷前には最終仕様に近いマザーボードで全数を最終出荷前テストを実施し、高品質なメモリのみを出荷しています。
この出荷前テストに要する時間が日々の出荷量を制限しております。
例えば512MBメモリですと2時間で終えるテストが、4GBになると12時間を要します。